根洗作業所(ねあらいさぎょうしょ)では、「しまうま倶楽部」というブランドで手作りクッキーを販売していますが、インタビューさせていただいた際、実際に作られている現場を拝見させていただくことができました。
製菓部門の作業者の方々は、上の写真のように手袋をつけ、マスク、キャップを着用し、衛生面にとても気を配りながら手でクッキーを丸めていました。その姿を見た瞬間、「この人たちが障がいを持っているの?」と思う程、一般の製菓業者とほとんど変わらない印象でした。
しばらく作っているところを拝見していると、作業工程がきちんと分業化・体系化されているのがわかりました。工程の端々に「品質」や「こだわり」が感じられ、現場を拝見したことで「しまうま倶楽部」の信頼性がいっそう高まった気がします。
そして、その結果として出来上がったのが、次の写真のクッキーです。
ところで、根洗作業所にはクッキーを作る製菓部門だけでなく、別の製造部門もあります。つまり、根洗作業所に来られた方は、クッキー作り以外、別の部門に配属される可能性もあるわけです。
そこで気になるのが、障がいを持った方々を採用するときの「基準」です。健常者でも判断が難しい採用ですが、「しまうま倶楽部」のクッキー作りというある意味「花形部門」で働く作業者の方々は、いったいどんなふうに採用されたのでしょう。
今回はそういった障がいを持った方々の採用について、平野さんにお話しをうかがいました。
今回の「だいふくラジオ」
- 根洗作業所の製菓部門にはどんな採用基準があるのか?
- しまうま倶楽部のクッキーはなぜ丸いのか?
- 作業所の職員が作業者の方々に気遣う点はなにか?
(ややネタバレになりますが)今回の話を聞いて印象深かったのは、作業所という場が、障がい者の方々が単に働いてお金を稼ぐためだけではなく、クッキー作りを通じて自分の得意なことを活かす場であるということを平野さんが強調されていた点です。
ぜひお聴きいただければと思います。
「だいふくラジオ」をお聴きいただくには
Appleが提供するiTunesストアをご利用いただくか、下記のプレイヤーよりお聴きいただくことができます。
Podcast: Play in new window | Download