前回のエピソードでは、根洗作業所(ねあらいさぎょうしょ)の製菓部門で働くにあたり、どういった基準で作業者の方を採用しているのか、平野さんにお聞きしました。
インタビューで印象的だったのは、障がいのある方の「得意なことを活かしてもらう」という点と、作業者の方々の特性をうまく活かした作業の体系化でした。
とても安定感のある製菓部門ですが、一般企業だと経営者が次に考えるのは事業のスケールアップです。
第一回目のエピソードで「しまうま倶楽部」のブランディングについて平野さんからお話しをうかがいましたが、本ページ冒頭の写真にもあるように、商品の多彩なバリエーションをすでに持っていて、企業とのパートナー関係やクッキー部門の体制がここまでしっかりできているのであれば、例えば根洗作業所のノウハウを活かした他の作業所へのフランチャイズ展開も可能のような気がしてしまいます。
高級感のある「しまうま倶楽部」の商品パッケージ
実際、インタビューの中で平野さんが紹介くださった滋賀県の「がんばカンパニー」は、製菓事業で他の作業所と連携し、売上を数億規模まで拡大されているそうです。
そこで今回は、根洗作業所が他の作業所と連携しながら事業を展開しているのかどうか、お話をうかがいました。
今回の「だいふくラジオ」
- 作業所同士の事業の連携はあるのか?
- 作業所の連携により、どういったことができるのか?
- 授産所(作業所)連合は、作業所同士の連携にどうかかわっているのか?
- 根洗作業所の製菓事業を、別の作業所にお願いすることはできるのか?
今回のインタビューで印象的だったのは、静岡県が東西に長く、地域によって作業所それぞれの個性があるということをお話しされていた点です。その個性が作業所同士の連携にどう影響するのかもお話しいただいていますので、ぜひお聴きいただければと思います。
「だいふくラジオ」をお聴きいただくには
Appleが提供するiTunesストアをご利用いただくか、下記のプレイヤーよりお聴きいただくことができます。
Podcast: Play in new window | Download