前回のエピソードでは、作業所せきれい様の人員配置についてお聞きしました。
JALファーストクラスや上皇さまの昼食の際にも提供された割り箸を提供されているだけあって、品質管理についての体制をしっかり確立されているだけでなく、利用者の方々が休んだ時の対応や、山の中という立地でいかに効率性を高めるかという工夫もされていることが伝わってきたエピソードでした。
一方で、そういった素晴らしい製品を作られているにも関わらず、生産量が追い付かないために断っているというお話しも、Episode008のインタビューでうかがうことができました。
作業所の方々が作っている製品は、どれも優れたものばかりですので、だいふくろくの方でも世の中にたくさん広めていきたいという想いがある一方、「生産量」という課題をクリアすることの難しさについては、自分たちも感じている次第です。
そういった中、せきれい様の方では、本ページの最初の写真にうつっている額縁の生産に関して、共同で受注し、共同で生産するという体制に取り組まれているそうです。
確かに割り箸事業については、機械の貸し出しや操作という課題もあることから共同生産はなかなか難しいようですが、その他の木工製品、また草刈り作業については共同で行われているとのことでした。
日本でもSDGsがだいぶ定着し、障がい者の方々の就労について注目が集まっていることから、今後、様々な企業から作業所様の方へのオーダーが増えることが予想されます。そういった要望に対し、「生産量」という課題にどのように向き合い、どうすれば解決できるのか、せきれい様の取り組みは一つのヒントになると感じていますので、ぜひお聴きください。
今回の「だいふくラジオ」
- そもそも割り箸の増産は難しいのか?
- 作業所間で連携し、共同生産しているものは?
- 具体的な例
- 「優先調達法」という追い風
- 地元、天竜地区との一体感
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